人材育成セミナー・ビジョンシーク株式会社

本当?受講者の実態

“ウチの社員は消極的でして・・・。”
“個性的な社員が多くて・・・。”
“身体は動きますが、考えることが苦手で・・・。”

 

研修担当者のこんな辛口の評価はよく耳にします。
特に、親会社からの出向している方は“辛い”ように感じます。
親会社の評価基準があるからでしょうか。

 

頭脳明晰な研修担当者や人事担当者は多いと思います。
話は論理的、分析的という印象が強いですね。
だから、評価基準が高いのかしれません。

 

でも、ギモンを抱くことがあります。
この担当者様は社員と顔が一致しているのだろうか?。
ひとりひとりと話をしたことがあるのだろうか?。

 

“本当にこれが的確な評価なんだろうか?。”

 

 

一方、本当によく知っているなぁ・・・と感服する担当者様もおられる。
自動車部品メーカーのご担当者。
少なくとも国内従業員2,000名弱のほとんどを把握している。

 

採用も担当されている。
研修業務の担当期間も長く、社内講師もされている。
従業員と長時間接する機会が多いからでしょう。

 

結果として、対象者に合わせた研修内容にできる。
そのために、的確な講師への依頼ができる。
対象者のことが分かっているからこそできることだと・・・。

 

是非、受講者の特性は的確に確認しておきたいものです。
ひとりひとりの特性も分かれば最高ですね。

 

研修も三現主義の視点も必要なのでしょう。
現場・現物・現状・・・大切にしたいものです。

 

的確な把握と共に、受講者への肯定的視点も大切です。

《稲田裕計》