研修講師の多くはどこかの研修会社から派遣されてきます。
研修会社のパートナー講師が多いでしょう。
直接、講師との取引関係は結構少ないのが実情です。
事前面談も研修会社営業マンが同行します。
話す内容も、研修内容についての説明が多いでしょう。
なかなか、講師の力量は図りかねますよね。
研修実績の評価も難しいことです。
何年連続やっているのか分らない。
どんな評価を受けたか分からない。
ピンでやったのかも分らない。
これを質問するご担当者には出会ったことはありません。
また、研修に対する基本姿勢を問われたこともありません。
遠慮なく、お聞きになればよいと思うのですが・・・。
結局、面談時の印象、会話リズム、論理性・・・で判断されているのでしょう。
一番気をつけたい講師。
“大丈夫です、シッカリやります。”
“なんでもおっしゃってください、対応しますので・・・。”
そして、やけに愛想のいい講師。
一方こんな講師は信用できると思います。
“できることはできる”“できないことはできない”と言う。
自信が無いことは、“本に書いてあるレベルしかできません”と言う。
面談の最後にこんな質問が出る講師は評価できるでしょう。
“他に、お聞きしておかねばならないことはありますか?。”
“もう他に、お聞きになりたいことはありませんか?。”
もちろん、波長が合うということも重要でしょう。
付き合う講師は吟味されることが必要だと思います。
研修は多くの受講者を巻き込む業務なのですから・・・。
《稲田裕計》