“昨夜は、緊張してあまり眠れませんでした。”
“どんなことをやるか、良く分らなくて不安でした。”
“当てられて、ちゃんと答えられなかったら・・・。”
こんな話は時々聞く話です。
もともと、積極的な姿勢で研修に参加する人って少数派。
そのうえ、席は指定席。
知っている人は少ない。
そら、ストレスが掛ります。
その中で、不安はますます大きくなっているでしょう。
指名されて講師の質問に答える。
“全然、違う。よく、今までやってこれたよね”・・なんて言われたら最悪。
何度か続くと・・・。
もう、“わかりません!”としか言えない。
地獄の質問時間と変わってしまう。
“正確に応えられたら、研修なんか来てるかよ、バカ”。
そんな思いも持ってしまう。
もう、絶対研修なんか来ないぞ・・・って、思うでしょう。
受講者に「安心感」がない研修はうまく行かない。
“トンチンカンなこと言ってもいい。”
“偏ったことを言っても否定されない。”
そんな雰囲気が必要でしょう。
先ずは、講師がそんな雰囲気を作りだす。
講師の大きな役割ですよね。
受講者に「安心感」を提供してくださいね。
そのためにもひとりひとりを大切にしてください。
《稲田裕計》