人材育成セミナー・ビジョンシーク株式会社

研修成果は仕組みで取り組む

“研修は気づき、記憶に残るから、いつか役に立てばいい。”

もう、40年ほど前の研修担当者とその上司の話です。

「福利厚生」の世界だろうと思います。

 

今は、“研修には、成果が必要でしょ。”

“成果のない研修って本当にやる意味ってあるの?。”

そんなことが当たり前になっています。

 

研修成果測定の基本形と言えば・・・。

①「事前」と「事後」の業務効率・正確性・姿勢・態度等の比較。

②研修で「学んだことの実践結果」。

要は、研修目的についての到達度が評価基準でしょう。

 

そのためにどうするのか。

“しっかりやってください。自分ためなんだから。”

“凄いコストを掛けて実施したので、無駄にしないで・・・。”

・・・なんて言ってみても、それほどの効果は望めません。

 

だから、仕組みを作らないと・・・、一例です。

事前課題で現状を把握する。

研修内で実践課題を設定する。

研修後にアフターラーニングを設定する。

その間にリマンドメール、励ましメールを発信する。

研修担当者が面談フォローする。

上司にフォローを依頼する。

実践期間後に変化・成果を測定する。

・・・いろいろなことを考えることができる。

 

幾度も書いていますが、研修にはかなりのコストが掛かります。

できれば欠席したいと考えている受講者も多いですよね。

それでも、研修をするのですから「研修成果」は求めたいですね。

 

受講者が“受講して良かった”と言ってくれる研修を実施する。

“明日から、是非実行する”と言ってくれる研修を実施する。

そんな使命感を強く持つことも重要なのではないでしょうか。

 

《稲田裕計》