人材育成セミナー・ビジョンシーク株式会社

盛り上がりませんね

“先生、研修、盛り上がりませんね。”
“もっと、積極的になるように指導してください!。”
初日の午前終了時のご担当者のリクエスト。

 

なんと難度の高いご要望だろう。
まだ、受講者の堅さが残る中で・・・。
(ちょっと、言い訳です。)

 

もちろん、研修は楽しい方がよいでしょう。
ワイガヤとやってくれた方が好印象です。
その方が、みんな積極的に参加していると評価できるでしょう。

 

しかし、“楽しい”“盛り上がり”だけではもの足りませんよね。
研修成果は研修内容の実践の結果です。
研修は、受講者の言動が変わることです。

 

そのためには、研修内容を自分事として捉えることが必要です。

 

ワイガヤが必要な場面は限られています。

 

立場・業務・抱える問題・課題・・・受講者は、“ひとりひとり違います”。
研修の重要な場面は、“自分と向き合う”ことでしょう。
それでないと、自分事にはなりません。
明日からの言動を変える効果は生まれません。

 

もちろん、「チーム」として考える場面もあります。
チームとして、ひとつの問題解決に取り組む場面もあります。
その時は積極的ワイガヤが望ましいことは確かでしょう。
テーマや場面によって、求めることは変ります。

 

いずれにせよ、研修成果が求められます。
是非、研修成果で評価するという視点をお持ちいただければ・・・。

 

多くの講師は“楽しく学ぶ”ことに努力しています。
同時に研修成果を求めています。

 

《稲田裕計》