講師1×受講者数
多くの受講者を相手に1人の講師が対応する。
研修ってそんなイメージが強いかも。
「講演会」や「セミナー」はまさにそんな感じです。
研修は少し違う要素もあります。
なんせ、研修の時間は結構長い。
1日、2日、3日・・・シリーズになると10日にも。
同じ受講者と接しますよね。
もし、受講者が講師を認めなかったなら・・・。
とんでもないストレスをお互い持ってしまいます。
だから、受講者との好意的関係を築くことが必要なんです。
それも、ひとりひとりと。
どうして?・・・。
ひとりひとり違うから・・・あたり前のことですよね。
ひとりひとり人格を持った存在だから・・・。
だから、研修講師には、豊かな人間関係構築力が要ります。
ノンバーバルコミュニケーション力も不可欠です。
目で話す、手で語る、表情で承認する・・・。
何より大切なことは、ひとりひとりを肯定的に捉えること・・・。
“この人って、それなりの人なんだ”というイメージ。
実務では活躍している人なんだと・・・。
それがベースになります。
「1対1×受講者数」の関係って、研修のベースです。
だから、名前をさっと覚えて、名前で呼ぶ。
此処から、始めてください。
《稲田裕計》