“人は他人に教えることが好きだ”と言われています。
自分の存在感を感じることができる。
自分が一段上に立つことができる。
自分が主役になれる・・・・。
受講者から、注目してもらえる。
受講者に“先生”と呼んでもらえる。
だから、“研修講師は気持ちがよい”と言う人も多いようです。
研修の場面で話すことについて一番知識が深いでしょう。
自信を持って話すことができます。
自分の得意範囲のことを話す時も同様です。
でも、受講者それぞれに専門分野を持っています。
それを語らせると、自分は敵わないでしょう。
人間的に素敵な人も多いと思いませんか。
そんな、肯定的視点も大切です。
受講者の時間をもらって、自分も研鑽する。
“そんな場面を与えてもらった。”
“だから、ベストを尽くす。”
でも、完璧に勤めることは難しいと思います。
振り返って修正し、次回に反映する。
足りなかった知識を補強する。
それで良いのではないでしょうか。
研修の場面は「共に学ぶ場」で良いと思います。
受講者と共に、講師も学ぶ。
そんな真摯な態度は美しいと思います。
その気持ちを大切に持っていたい。
ベストを尽くして準備して、研修に臨んで欲しいと願います。
《稲田裕計》