人材育成セミナー・ビジョンシーク株式会社

研修担当者の仕事とは

会場設営は研修会社。
受講者の出欠確認、加えて開閉講の挨拶も研修会社。
おまけに受講アンケートも研修会社任せ。
研修担当者は会場を覗きもしない。

 

金融業の某会社で、こんな経験したことがあります。

 

余程、研修会社を信頼しているのでしょうか。
はたまた、業務が多忙なのでしょうか。
色々な事情があるのでしょうが・・・。

 

もちろん、企画・予算管理・開催案内・・・等必要なことはされていると思います。
でも、本当にこれでいいのかなぁ・・・と考えてしまいます。

 

多額のコストを掛けた研修成果は気にならないのだろうか。
受講者アンケート結果だけの紙面評価で納得なのだろうか。
上司にはどんな報告をするのだろうか。

 

研修時間中、ずっと立ち合う必要はありません。
気になるポイント部分だけでも見て欲しい。
受講者の特異な発言・態度も気にかけて欲しい。
パソコンで他業務をしながらでも結構です。

 

講師は研修中に何を言ったのか、どう指導したのか。
受講者の反応は、理解度は・・・・。
自分の目でも確認することは必要なのではないのでしょうか。

 

講師の言動に不適切な点があれば、指摘もするべきです。
時に、テキスト・スライドの内容のチェックも必要でしょう。

 

他の業務を持つ研修担当者がほとんどでしょう。
しかし、研修も他の業務同様に重要だと思っていただければ・・・。
多くの受講者を巻き込んだ業務ですので・・・。

 

研修ご担当者様の役割はPDCAを確実に回すことが基本です。

 

また、“効果の高い研修を実施したい。”
そんな熱い思いを持って貰えればと願います。

 

《稲田裕計》